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受動喫煙

自分でタバコを吸うことを能動喫煙と言い、タバコをすわない人がタバコの混じった空気を吸わされることを「受動喫煙」と言います。能動喫煙はとてもからだに悪いことが分かっていますが、受動喫煙も想像以上に大きな健康被害があることが分かっています。

火のついたタバコの先から立ち上る煙を「副流煙」、喫煙者がフィルターを通して吸い込む煙を「主流煙」と呼びます。副流煙は流煙よりもずっと多量の有毒物質を含んでいるという事実から、「受動喫煙の方が能動喫煙よりも害が大きい」と誤解される向きもありますが、副流煙は室内に広がって薄まる為、非喫煙者が受動喫煙によって吸い込まされる

有毒物質の量は能動喫煙よりもはるかに少量です。喫煙者と同居する非喫煙者は、毎日紙巻タバコを0.01本~1本能動喫煙した程度の有毒物質しか吸入していないという研究結果もあります。

しかしながら、非喫煙者はわずかなタバコ煙有毒物質にも大きな影響を受けるため、実際に生ずる健康被害は、1日5本~10本の能動喫煙に匹敵する大きさとなることが多くの調査で明らかになっています。

能動喫煙で起こる病気は、ほとんどすべて受動喫煙でも起こります。

2006年の米国公衆衛生長官報告では、大人に少なくとも10種類以上の病気が受動喫煙によって起こることが確実あるいは強い可能性があるとされています。

受動喫煙関連疾患は研究が進むについれて増えています。糖尿病、メタボリックシンドローム、抹消動脈閉塞症、化学物質過敏症、うつ病、労働災害なども、過程や職場の受動喫煙で増えることがわかってきました。